【Review】トップリーグ 第11節 vs クボタスピアーズ戦

2016.12.15

自陣から脱せず苦しんだ前半。NO.8松橋のトライで反撃の狼煙

再開されたトップリーグの初戦、Honda戦に快勝。5試合続いた地方開催試合を3勝2敗と勝ち越し、15もの勝ち点を積み上げたリコーは、秩父宮ラグビー場に戻りクボタを迎え撃つ。昨シーズンの対戦では、一時はリードを19点まで広げながら引っ繰り返された。最高の勝利で、悔しすぎる記憶を払拭し、次節に控える昨シーズン王者・パナソニックにぶつかっていくための勢いを得たいところだった。

冷たい空気と強い北風。低い太陽が長いビルの影をつくる冬の秩父宮。追い風の陣地のリコー、SOタマティ エリソンがキックオフ。

ボールはチェイスしたリコーに入りアタック。10m付近を攻めたのちキックを蹴り込む。その後、互いにキックを使いながら敵陣に入ろうとするが、中盤で一進一退となる。

ハーフウェイ付近のディフェンスで激しいプレッシャーをかけたクボタが、ボールを奪いかけるもラックで反則。リコーはPKで前進し、ゴールまで10mほどまで攻め込んだ。この試合最初の大きなチャンスとなった。(4分)

リコーはラインアウトをキープ。左サイドタッチライン際をモールで押す。BKも加わり押し切ってのトライを狙うが、クボタがボールを奪取。即座に展開し、薄くなっていたリコーディフェンスに対しアタック。パスが乱れビッグゲインとはならなかったが、キックで押し戻すことに成功する。

リコーは10m付近のラインアウトから再度アタック。クボタはまたもラックで反則。正面やや右、45mを超える距離のある位置だったが、リコーはPGを狙う。FB高平拓弥が追い風を生かして成功。3−0と先制した。(8分)

再開のキックを蹴り出し、ラインアウトからのクボタのアタックに、プレッシャーをかけターンオーバー。ハーフウェイ付近からSOエリソンが深く蹴り込んだキックがタッチを割り敵陣侵入。さらには、ターンオーバーでも貢献したHOマウジョシュアが今度はキックチャージ。リコーは理想的な流れで試合を動かしていく。しかしクボタはギリギリのところでボールを守り、キックで逃れていく。

そしてハーフウェイライン付近で展開したリコーにノックオン。クボタはスクラムから攻め、短いキックを織り交ぜながら前進を図る。そして何度目かのハイパントをリコーがこぼすと、これを拾ったクボタが一気にリコー陣内になだれ込み、リコー陣内22mラインの内側へ。後手に回ったリコーディフェンスに対し激しくプレッシャーをかけ、ゴールラインに迫っていく。

リコーも必死に守る。HOマウのタックルでこぼれた球をLO馬渕武史が確保してターンオーバー。インゴールからタッチキックに逃れる。

22mライン付近のラインアウトから、クボタが再度攻める。ライン裏へのゴロキックを蹴るが、今度はWTB小松大祐がインゴールでセーブ。

中央からSOエリソンがグラウンドを跳ねる低い弾道のドロップアウト。しかし、クボタはこれをうまく処理し再々度アタック。パスがタッチを割るが、ラインアウトでリコーにノットストレート。クボタのスクラムに。(20分)

左中間、リコー陣内10m付近のスクラムから、クボタは8番が持ち出し、11番にパスしクラッシュ。右サイドに展開すると、リコーの対応が少し遅れギャップが生まれる。外から内へアングルを変えて走り込んだ15番にボールが渡ると、鋭く抜ける。右中間から回り込んで中央にトライ。

CVも決まって3−7。クボタが逆転する。(22分)リコーは自陣脱出のチャンスをうまく生かせずにいたところを、付け込まれての失点となった。

再開後は再び中央付近でのクボタのアタック、リコーがディフェンス。激しい攻防となる。しかしボールを奪いにいったリコーにノットロールアウェイ。クボタがPKで前進。さらにリコー陣内22mライン手前のラインアウトでリコーに反則。さらに前進を許しゴールまで10mの位置へ。(26分)

この位置からのアタックはなんとか止める。しかし、22mラインの内側からのキックは風に乗りハーフウェイを越える位置まで飛んだが、これがタッチを割らない。クボタがカウンターアタック。ハイパントを蹴りキャッチ。またもリコー陣内深くになだれ込む。トライラインを背負ったディフェンスは安定しており、リコーもいいプレッシャーをかけていく。クボタは中央から10番がDGを狙うがはずれた。(30分)

ドロップアウトから蹴り合いに。リコーは自陣10mライン手前からアタック。左サイドで突破を図ったがノックオン。アタックがなかなか継続できない。

クボタは右サイド、リコー陣内10mラインのスクラムからアタック。またもアングルチェンジして入ってきたBKにギャップを突かれ、22mラインを突破される。中央での突進を挟んで左へ展開。リコーはこれに対応できず、スペースが生まれる。大外の11番が、タックルを2つはずし左隅に持ち込んでトライ。角度のあるCVも決まり3−14。(34分)

これ以上の点差はつけられたくないリコー。左サイド、敵陣浅めのラインアウトから、走り込んだWTB小松が真っ直ぐ抜けてゲイン。LOフランコモスタート、NO.8松橋周平、PR辻井健太らが力強いキャリーで食い込んでいくと、クボタにオーバーザトップ。正面やや左、22mライン付近の位置から、PGを狙う。しかしこれが右にそれる。(37分)

加点を逃したリコーだったが、ドロップアウトをLOモスタートがキャッチすると、これを起点に再度アタック。左から右へボールを運ぶ。右中間をFB高平がゲインし22mラインへ。さらに外に待っていたNO.8松橋につなぐと、正面の11番をステップで少しずらし振り切る。タッチライン際を真っ直ぐに貫きインゴール右隅へ。苦しい流れの中での待望のトライが生まれた。(38分)CVははずれたが、8−14と点差を詰めた。前半はこのまま終了。

耐え抜いて、引き寄せたLOポヒヴァ大和のトライ。しかしまさかの結末——

互いにメンバーの入替は行わず後半が始まる。風下に回ったリコーは、自陣からボールをつなぎゲインを図る。さらに前半のクボタのようにハイパントからのゲインも狙うが、敵陣に入りかけたところで蹴ったボールが相手に入り、ボールを失う。クボタはワイドに振って突破を図るが、FL武者大輔のディフェンスでノックオン。(2分)

リコーは右中間のスクラムを押して前進、狭いサイドへNO.8松橋が持ち出すと、これをきっかけにリコーがアタック。なんとか自陣の脱出を図ろうと奮闘する。クボタにオフサイド。

CTB牧田旦がクイックリスタート。前方スペースに走りさらにキック。しかしこれが相手BKの正面に飛び、チェイサーのプレッシャーが効かない。11番にキックを蹴られ、再び自陣に戻された。リコーはLO馬渕に替わりロトアヘアポヒヴァ大和。(5分)

前半同様自陣での戦いが続く。22mライン付近のラックでターンオーバーを喫すると、クボタが激しくアタック。繰り返し蹴られた裏のスペースへのキックをかろうじて確保するなど、綱渡りのようなディフェンスが続く。それでもリコーはスコアを許さず執念を見せた。

ベンチはLOモスタートを柳川大樹に、CTB牧田をアマナキ ロトアヘアに入れ替えて状況の打開を図る。(10分)

ゴール前の攻防。こぼれ球がリコーに入ると、SOエリソンが前へ抜ける。さらにラックでクボタに反則。リコーはPKでハーフウェイへ。(11分)

左サイドのラインアウトをキープ。後方でボールを受けたWTB小松が、密集に突っ込んでいく。直後、その横に生まれたギャップをFL武者が抜けてビッグゲイン。中央を走り敵陣22mライン手前まで持っていき、リコーは即座に攻撃態勢に移る。CTBアマナキらのキャリーで右サイドを攻め22mラインを越える。しかしダウンボール時にボールがこぼれクボタに入ると、インゴールからのタッチキックで押し戻された。

10m付近から再度リコーが攻める。接点でクボタは激しく絡んでくるが、リコーもボールを保持し突破口を探る。SOエリソン、CTBアマナキらがフィジカルを発揮し、それに呼応するかのように他のメンバーも激しくファイトする。激しいディフェンスに遭ったアマナキがボールをこぼしカウンターを浴びたが、すぐに獲り返して再度アタック。

クボタにノットロールアウェイ。PKをタッチに出し右サイドゴール前へ。後半最初のチャンスがようやく訪れる。(16分)

ラインアウトをLO柳川がキャッチ。降りるとHOマウにつなぎ前へ。さらにFLマイケル ブロードハースト、LOポヒヴァ大和が、サポートを受けながらボールを前に運ぶ。そしてポヒヴァ大和が、右手を伸ばしポスト脇へグラウンディングしてトライ。CVも決めて15−14と逆転する。(19分)前半から続いた苦しい状況を、FWの活躍で打開した。

トライ後、リコーはHOマウを森雄基に、PR大川創太郎を柴田和宏に、SOエリソンをコリン ボークへ入替。試合終盤に向けてカードを切っていく。

再開のキックをキャッチし、自陣から攻め上げるリコー。ハーフウェイ手前で
NO.8松橋が強いキャリーを見せるとクボタがハイタックル。リコーはPKで22m手前まで前進。

ラインアウトでクリーンボールを出したリコーがアタック。クボタのディフェンスは変わらず堅いが、リコーも粘り強く攻め22mラインの内側へ。クボタはラック内で倒れた選手がプレーに関与する反則。正面の絶好のポジションのPGを決めてリコーが追加点。18−14。(22分)

再び自陣から攻め上がっていこうとするリコー。しかし蹴り込んだキックがタッチを割らず、さらに蹴り返しが強い風を受け、キャッチできない。ワンタッチしてタッチを割る。自陣22mラインの内側でのクボタのラインアウトに。

クボタはモールでの前進を狙うがリコーはこれを押し戻す。ボールが展開されると、強いプレッシャーをかけこぼれたボールを奪う。しかしクボタのディフェンスへの切り替えも早い。リコーは前に出ようとするが、激しい圧力に苦しむ。

これを見てSOボークがキックを蹴るが、前方の味方に当たるアクシデンタルオフサイド。(26分)ここでFB高平に替えてジェイミーフッド。フッドがWTBへ、WTB星野将利がFBへ。

22mライン付近のスクラムからクボタがアタック。リコーも止めていくが、クボタも粘り強くつなぐ。CTBアマナキがインターセプトを狙って飛び出すと、はずされ、つないだ11番が外を抜けかける。これをSOボークが猛然とタックルし、タッチに押し出した。紙一重のプレーが続く。

リコー陣内浅めの位置で、互いにボールが行き来する攻防が続く。この局面を打ち破ったのはクボタ。ラックで激しくボールに絡んで反則を獲ると、クイックリスタート。リコー陣内深くに一気に攻め込む。

ディフェンスが整わないリコーの外のスペースに運ぶと11番が突破、左隅へグラウンディング。逆転のトライかと思われたが、テレビジョンマッチオフィシャル(TMO)の結果、ラストパスがフォワードパスだったとして、トライは認められなかった。(32分)

リコーはタッチキックとラインアウトでのクボタの反則で前進。敵陣に侵入する。テンション高く、激しいプレーでプレッシャーをかけていく。ここにきてリコーが主導権を握る。FWのピックゴーで前に出ていく。SH中村正寿が裏に抜けるプレーも見せる。PR辻井に替わり藤原丈宏。(36分)

しかし、その繰り返しの中で、ラックが成立する間際、ボールを獲りにいったクボタがジャッカル。すぐさま展開すると、サイドの空いたスペースを前進。一気に10m付近まで戻す。リコーのディフェンスがなかなか整わず対応が遅れ後手に回る中、再びブレイクされリコー陣内へ。さらにリコーにノットロールアウェイ。

PKでクボタは右サイド、22mラインまでボールを運ぶ。このラインアウトで、クボタはオーバーさせたボールに、ラインに入っていなかったFWを走りこませるオプション。これが決まり一気にゴール前へ。勢いのあるアタックを、リコーは前に出て止めることができない。

約2分にわたり激しい攻防が続く。ホーンの直後、右中間を突いた12番が、腕を伸ばしついにグラウンディング。レフリーの手が上がり、トライが認められた。この瞬間クボタの勝利が決まる。CVも成功し7点を追加。18−21。リコーは手中に収めかけていた勝利を逃した。

これでリコーは通算成績を5勝6敗とした。7点差以内の敗戦でボーナスポイントは得ており、総計25点としている。今節は東芝、NTTコム、トヨタ自動車などが敗れており、トップリーグ中位陣は混戦を極める。

次節は12月18日(日)、秩父宮ラグビー場で14時から行われるパナソニック戦となる。開幕前から掲げてきた、昨シーズンのトップレベルのチームからの勝利という目標を達する最後のチャンスである。この日、試合を決することになったターンオーバーからのアタックは、パナソニックの武器でもある。よい薬として対応を図り、王者に食らいつく試合を見せたい。

「2人目のレースで勝ちきれば、いいブレイクダウンをつくれていたはず」(神鳥裕之監督)

神鳥裕之監督

久々のホームゲームということもありましたので、しっかり勝って次につなげていきたいと思ったのですが、悔しいですね。クボタさんの素晴らしいプレッシャーを受けて、思うように自分たちがやりたいラグビーができなかった。うまく風を使ってエリアを獲ることもできませんでしたし、ポゼッションのところでかなり苦しみました。敵陣に入ってもターンオーバーされるシチュエーションが多かった。思い描いていたプランが実行できなかったのが、今日の敗因だったと思います。
(後半は一時逆転した。それでも、あまりうまくいっていないゲームという印象か)はい。キックをうまく使って、エリアを獲って、敵陣でボールキープをして、トライを獲りたいと考えていたので。まずエリアに入ることに関して想定以上に苦労しました。数は少ないながら、敵陣に入ったときも、ボールキープできずにターンオーバーされる場面があった。単純なエラーも多く、小さなミスの積み重ねで、結果的にスコアに結びつかなかった。(最後のトライだけではなく)あそこは、敵陣でプレーしていて、ターンオーバーでエリアを獲り返された結果でした。最後のトライまでのディフェンスは頑張っていたと思うので、そこに至るまでのプレーの精度というのでしょうか、そこが今日はうまく実行できなかったと思います。(エリアを獲ったときのキープ力の問題)そうですね。
(ロトアヘア兄弟を入れたところで、いい流れが生まれたように見えた。入替については予定通りか)ボールキャリーで前に出て、インパクトを与えられるというのが彼らの強み。それは想定通り。兄(ポヒヴァ大和)に関しては外国人枠の制限もないので早めに、ナキ(アマナキ)に関しては出場している外国人選手の動きを見ながら決めました。
(来週に向けて)非常にレベルの高い相手なので、今日のようなミス、ターンオーバーを許していると、簡単にトライにつなげてくる。ブレイクダウンでチャレンジされても、ボールキープできるように修正したい。あとはエリアをしっかり獲っていく。そこは今日と同じような考えですね。
【以上共同記者会見にて】

クボタさんにやられてしまった、という印象ですね。力負けしたとか、完敗したという意識はないのですが、うまく戦われてしまった。エリアの獲り合い、キックの有効性も向こうの方が高かった。(ハイパントがキャッチできず、自陣に攻め込まれた。あそこで流れが変わった)風を想定した準備なのか、ハイパントを有効に使ってきて、それに対処できなかったのは、我々が流れをつかめなかった理由のひとつ。逆に我々のキックは、エリアマネジメントに繋がらなかった。
(それでも勝利まであと少しだった)選手たちに伝えたかったことは、アタックの形ができて、しっかりとプレーをつくれば、FWは十分前に出れていましたし、力比べであれば断然我々の方が上だったということ。スマートにゲームコントロールできなかったところが反省。そのための準備をさせられなかった自分たちの責任です。
(接点では、今シーズンあまり見ないようなプレッシャーの受け方だった)向こうのディフェンスブレイクダウンですよね。しつこく絡んできていたので、そこをきれいに排除できなかった。それが簡単にターンオーバーされてしまった要因でもあるんですが、2人目のレースで勝ちきれば、相手の思い通りにはならない、いいブレイクダウンをつくれていたはず。ギリギリの絡み方ではありましたが、自分たちに反省を求めていくしかない。(最後の敵陣でのラックでも激しく絡まれ、ターンオーバーされた)残り3分、敵陣のラインアウト、マイボール。しっかりキープしてペナルティをもらって7点差にするなり、トライを獲りにいって時間を使うなり、3分の使い方のイメージをもう少しはっきりと準備させなければいけなかった。反省です。ピックゴーで、強みを生かして、時間を使うというのは間違った判断ではないです。ただ実行する上では精度も必要ということ。
(次はパナソニック戦だが)完敗したわけではないので、ポジティブに自分たちのプラン、実行力に立ち返って準備したい。チャレンジするだけです。持っている力がどこまで通用するのか。自分たちを信じて戦いたいですね。強豪に対して向かっていく姿勢が、その後の3試合の戦いにもつながってくると思いますので。昨シーズンはかなり失点してしまいましたが、ディフェンスはかなり成長していると思うので、そういうところもお見せしたい。

LO馬渕武史キャプテン

しっかり2連勝して流れに乗りたかった。相手のプレッシャーでなかなかリズムがつくれず、このような結果となってしまい悔しいです。気持ちを入れ替えて、次に向けてしっかり準備していきたい。(ブレイクダウンで苦しんだように見えた)2人目が激しく絡んできて、うちのサポートが遅れたりすると、なかなか球が出ず、アタックのテンポが出せませんでした。【以上共同記者会見にて】

戦い方が上手だった。風をうまく利用して、前半はハイパントなどで、プレッシャーかける戦い方をして、後半は確実にエリアを獲ってきて、自陣に釘付けにするという。ラインアウトも上手だった。(接点でもプレッシャーをかけられた)はい。テンポを出させないプレーをしてきた。6番の選手などは絡んでくるので気をつけようと言っていました。そのほか気をつけていたのはモールですかね。それは意思統一して対応できたと思う。
(それでも一時は逆転した)後半は自陣で回して、ペナルティを獲って敵陣に入っていくというプラン。それはある程度できた。(次はパナソニック戦)今日勝てなかった思いをぶつけるしかないです。昨シーズン、アタックは通用していた部分もあるので、あとはボールキープの意識をさらに高く持って、簡単にターンオーバーを許さないように。結果を出したい。

NO.8松橋周平

最後にトライを獲られてしまったのは、まだまだ足りない部分があるということだと思う。リコーが今年変わったと言われるためには、こういう試合をものにしないといけない。ここからが大事だと思います。
(前半の自らのトライシーンで考えたことは)外国人選手が2人いたので、少しずらす意識をしました。正面からいくとやられてしまうので。持ち味のボールキャリーを生かしてトライにつなげられたのでよかったです。
(最後のターンオーバーについて)全員がオンになっていないといけなかった。向こうも全力で来るのだから、それ以上の集中力で臨まないと。ジャッカルという形になってしまったけれど、低く、速く、強く、サポートできていなかったから絡まれた。サポートのレースに勝つというのは心がけていましたが、今日はそれがおろそかになっていたのかなと思う。
(厳しいマークも)プレッシャーは受けていました。クボタのバックローには、今日はかなり絡まれたと思います。(1ヵ月チームを離れ、戻ってきたわけだが)僕らも代表でのトレーニングの強度を持ち込めたと思うし、フランコ(モスタート)も南アフリカ代表に参加して戻ってきたので、いい雰囲気はつくれたと思う。チームとしていいAttitudeでいい準備ができていたと思います。ただ、それでもどこかに緩みがあったのかもしれないですね。

CTB濱野大輔

最後のトライは個人的に責任を感じています。あれだけチームが頑張っていて、ボールキャリーして前に進めていたのに、それに応えられなかった。ターンオーバーされても対処しないといけなかった。学びの試合にして、これからに生かさないといけない。(戦ってみての印象は?)分析していた通りでしたが、ブレイクダウンでプレッシャーをかけられて、テンポが出なかった。それでスムーズなアタックができなかった。

CTB牧田旦

(戦ってみて、予想と反していた部分は)特にはなかったです。どちらかというと問題はうちの実行力の低さにあったと思います。(エリアを獲れなかったというあたり?)それもありますが、個人個人で判断が悪かったところもあった。そういう細かいところが実行できていなくて、その結果エリアも獲れなかった。前半はそういうことが積み重なってよくない方向に出てしまった。
(細かい判断の問題というものをひとつあげるなら)試合が進むにつれ、ターンオーバーができると感じた選手が増え、ラックに入る人数や回数が多くなっていった。それが積み重なって、外側のディフェンスとのコミュニケーションがとれなくなって抜かれてしまうシーンが何度かあった。組織ディフェンスのための個々のコミュニケーション。そこでほころびが出ていたと思います。
先週はディフェンスで前に出れていたが、今日は引いて守ってしまっていたと思う。それで強い選手に前に走られてしまった。後半にインパクトプレーヤーが出てきて加速するまでの試合のマネジメントを、もう少しできていれば。(パナソニック戦に向けて)いい選手がたくさんいる。今日も(パトリック)オズボーン選手が外にいましたが、パナソニックには(タンゲレ)ナイヤラボロ選手がやはり外にいる。そういうところをケアできるようなディフェンスをやっていきたい。

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