【レビュー】トップリーグ 第6節 vs NECグリーンロケッツ戦

2017.10.03

高かったディフェンスの質や規律意識。互いに攻め込む隙を与えず

遠征3試合を2勝1敗で勝ち越し戻ってきた秩父宮ラグビー場には、秋の気配が漂っていた。今シーズン最後のナイターゲームとなった第6節・NECグリーンロケッツ戦はホワイトカンファレンスの3、4位対決。勝者が上位2チームとの日本選手権を懸けたバトルに生き残れる——いわばそんな一戦となった。

リコーは前節FBを務めたロビー ロビンソンをSOへ。SOを務めたタマティ エリソンをCTB(13番)に置き、WTB(14番)アマナキ ロトアヘアと並べる新たな布陣を敷きこのゲームに臨んだ。NO.8には赤堀龍秀が今シーズン初先発の座をつかんだ。

NECのキックオフで試合開始。深めに蹴り込む。リコーは左サイドから右へと22mラインの内側でボールを回しキック。キックアウトはせず、相手の後方のスペースを狙っていく。蹴り合いとなるがNECがタッチに出し試合を切る。

NEC陣内10m付近のラインアウトからリコーがアタック。FWが積極的に身体をぶつけ前に運んでいくが、NECのディフェンスも堅い。ボールが出せなくなりパイルアップ。NECスクラムに。

NECもディフェンスラインと最終ラインの間のスペースにキックを蹴っていく。リコーはこれを冷静に処理しアタックに転じる。CTBエリソンがカウンターアタックを仕掛けると、テンポよくつなぎフェイズを重ねる。左サイドをWTB長谷川元氣が突く。ポイントをつくるとワイドにボールをつなぎ、右サイドタッチライン際でブレイクを狙うがここはNECが激しくディフェンス。リコーにノックオン。(前半6分)

NECはスクラムから出すと、再びディフェンスラインと最終ラインの間を狙ってキックを蹴る。リコーは大きく崩されることなく対応。WTBアマナキがハイパントを上げ相手8番と競り合う。こぼれたボールがタッチを割り、フラッグはリコー側を指す。リコーボールのラインアウトに。(前半10分)

ラインアウトを確実にキープしリコーがアタック。しかしNECはブレイクダウンで激しく絡みリコーのノットリリースザボール。PKで前進したNECが22mライン付近のラインアウトを得る。しかしこのラインアウトをリコーがスチール。うまくエリアを取り戻し、再び中盤へ。相手にチャンスを与えず切り抜けた。フィールド中盤での攻防が続く。

中盤で攻めていくリコー。CTBエリソンがステップを切ってディフェンスを翻弄。わずかなギャップに身体を入れてうまくゲイン。ボールをしっかりキープしフェイズを重ねていく。だが、NEC8番が立ちはだかり倒れたリコーのランナーのボールにつかみかかる。またもノットリリースザボール。わずかでもサポートが遅れるとNECのディフェンスが牙をむく。(前半14分)

PKで前進したNECがリコー陣内10mライン付近からアタック。テンポよくギャップを突くが、リコーもよくプレッシャーをかけノックオンを誘う。これも22mラインの内側に入っていくようなアタックにはならず。互いが似通ったアグレッシブなアタック、ディフェンスを見せて均衡状態が続いていく。その攻防の最中でプレーを続けていたFL武者大輔が出血し一時退出。代わって松橋周平が入った。(前半20分→28分)

ハーフウェイ付近で攻めるNEC。しかしパスを落としノックオン。リコーは右サイドのスクラムからオープンサイドにボールを出し攻める。左サイドのエッジまで運ぶと、折り返しフェイズを重ねていく。シンプルなアタックの中、ギャップを見出したCTB濱野大輔が内に返すパスをWTB長谷川に通し、前方へ抜ける。長谷川はステップを切ってディフェンスをかわしていく。22mを越えたところで倒されるが、FL松橋がリリースしたボールをキャッチし突破を図る。

そこに駆けつけたNEC13番が後方からタックル。倒れた松橋がリリースしかけた手中のボールに、こちらも倒れていた13番が先に手をかける。ノットロールアウェイ、またゴール前であったことからイエローカードも出され、13番は10分間の一時的退出処分を科された。

中央ゴール間近の位置からSOロビンソンがPGを狙い成功。リコーが3−0と先制する。ようやくスコアが動く。(前半24分)

リコーは直後、自陣浅めでNECのパスがSH山本昌太に入り、抜け出してインゴールまで走り切る。しかし、ボールが山本に入る直前にやはりパスを奪いにいっていたFL柳川大樹の手に当たっていたとして(ノックオン)これはノートライ。(前半27分)

前半も残り時間が少なくなってきても一進一退が続く。しかしその振り幅が拡がり出し、互いに22mラインにかかるエリアまでボールを運ぶ場面が生まれるようになる。スコアの予感が漂うスリリングな展開になってくる。(前半32分)

ここでスコアしたのはリコー。右サイドのハーフウェイ付近でSOロビンソンの後ろ手のパスを受けたWTBアマナキがディフェンスを片手で突き飛ばして豪快にゲイン、22mラインに達する。

リコーは全員でパスをつなぎながら右サイドから左サイドへボールを運ぶ。その間にも前進し、トライラインまで残り10mほどの地点にポイントをつくると右に展開。長いパスをつなぎ、再び右端のWTBアマナキへ。ディフェンスを引きずりながらトライライン間際までゲインする。倒されてボールをリリースすると、これを拾ったLOブロードハーストマイケルが、低い体勢でインゴールに突っ込むと身体を伸ばしグラウンディング。レフリーの右手が上がり、リコーに待望のトライが生まれた。

CVも決まり、リコーは10−0とリードを広げる。(前半35分)この攻防で傷んだFL柳川が脳震盪の確認を受けるためHIAで一時退出。代わって松橋が再びピッチへ入った。(前半35分→前半終了まで)一時退出していたNEC13番は、このトライの後に復帰。

我慢比べに耐えたリコーは、相手にアタックは許したものの残り時間を守り切った。最後はSOロビンソンが中央ハーフウェイ付近からDGを狙い、それたボールがデッドボールラインを割り前半終了。スコアを許すことなく試合を折り返した。

後半の入りはNECペース。ここも守りきったリコーが勝負どころで突き放す

点差はわずか10点。後半先に相手にスコアを許せば、瞬く間にクロスゲームとなる。この時間を押し込んだのは追いかけるNECだった。

NECがキックをうまく蹴り込み、リコー陣内の22mライン手前ラインアウトを得る。リコーはこのラインアウトで空中の相手選手に手をかけ、タックルインジエアーの反則。NECはPKをタッチに蹴り出し、22mライン内側のラインアウトからモールで攻める。ここはリコーがディフェンス。展開すると中央でFL武者が低いタックルを決めて相手を倒すと、すかさずCTBエリソンがボールに絡みペナルティを獲る。見事なディフェンスでピンチを切り抜けた。(後半4分)

NECは再度攻める。右サイドを突き前進するとFW、BK一体となったアタックで22mラインの手前まで攻め込む。風下に回ったリコーはキックの距離が今ひとつ出ず、なかなか自陣から出られない。そんな状況でNECがしつこく攻める。

リコーは22mライン手前でパスをカットにいくもはたき落とす形となり、インテンショナル(故意の)ノックオンの反則。NECはPKをタッチに蹴り出し、右サイドのゴール前ラインアウトにした。ここでリコーはPR大川創太郎を柴田和宏に、FL柳川を松橋に入替。(後半8分)

ラインアウトからモールを組むNEC。リコーはこれにしっかり対応し前進を阻む。レフリーからボールを動かすよう声がかかると、NECはやむなく展開。しかしボールが9番の手につかずノックオン。さらにリコーはスクラムで押し勝ちコラプシングの反則を奪う。PKでエリアを戻した。(後半11分)

NECはハーフウェイ付近でアタックをかけるリコーの選手を倒し、ボールを奪って再びリコー陣内に入ってくる。FWの強烈なキャリー、BKのランと細かなパス回し、規律を守った連続攻撃でリコーのディフェンスをこじあけようとする。

しかしリコーはこの苦しい時間帯、我慢を重ねて守り続ける。22mライン付近のラックでNO.8赤堀がボールに絡みノットリリースザボールを奪う。再びPKでエリアを押し戻す(後半15分)

NECも執念を見せる。リコーがラインアウトをキープし展開すると、パスをカットし再びアタックを仕掛ける。リコー陣内10m付近の攻防となるが、ここはリコーに倒れ込みの反則。ほぼ中央の位置から10番が40mのPGを狙い成功。10−3としてNECが点差を詰めた。PGの直後、リコーはHO森雄基に替えてマウジョシュア。(後半19分)

リコーは点差を詰められ漂った嫌な空気を吹き飛ばす鮮やかな攻撃を即座に見せる。リスタートキックを22mライン付近に蹴り込むと、相手の蹴り返しをキャッチしたSOロビンソンが左中間を走りカウンターアタック。これをサポートしたWTB長谷川につなぐと、ギャップを抜けて一気にゲイン。22mラインに達する。

後半開始よりアタックの局面が続いていたNECは久々のディフェンス。リコーはテンポよくボールを動かしていく。右サイド22mライン付近でCTBエリソンがキャリーしポイントをつくると展開。LOブロードハースト、SOロビンソンとつなぐ。ロビンソンからの後ろ手のパスはルーズボールとなったが、FL武者が反応よく拾い、即座にふわりと浮かせたパスを左サイドタッチライン際を走ったWTB長谷川に出す。これが長谷川の手に入り、直後左隅に飛び込んでトライ。CVは外れたが15−3。リコーが再びリードを広げた。(後半22分)

リコーはフレッシュなリザーブメンバーを入れて、試合終盤の締めにかかる。SH山本を中村正寿に(後半25分)、PR辻井健太を眞壁貴男に(後半27分)入替。

リコーは敵陣でディフェンスを行いながらチャンスを待つ形が続く。WTBアマナキのキックカウンターで右サイドにポイントをつくると、そこから一度下げ、順目にいくかと思いきや、もう一度右サイドをFWが突いていく。10m付近でLOロトアヘアポヒヴァ大和がディフェンスにギャップが生まれたのを見逃さず前に抜け、22mライン付近で相手のディフェンスに思い切りよくぶつかっていく。サポートしたHOマウにつなぐと、マウは食らいつく相手選手を突き放しながら前進。一気にトライラインに達し、右中間にグラウンディング。アシスタントレフリーへの確認を経て、トライが認められた。(後半29分)

CVも成功し22−3。リコーはセーフティリードを奪うと同時に、ボーナスポイントの条件である3トライ差に到達。ここでリコーはNO.8赤堀を小山智聲に入替、小山はLOにブロードハーストがNO.8に入った。さらにFB高平拓弥を木上鴻佑に入替。木上はSOに、SOロビンソンがFBに入った。(後半30分)CTBエリソンも松本悠介に入替。(後半31分)

メンバーが大幅に入れ替わっても、リコーは統制のとれたディフェンスを維持。NECの前進を阻み、ボールを得ると即座にアタックに移っていく一体感あるラグビーを継続する。

37分、自陣侵入を許すが、SH中村正の猛烈なタックルが決まりボールをこぼさせるとこれを起点にリコーがアタック。左サイドから大きく展開すると、FL松橋からCTB松本に華麗な後ろ手のパスがつながりゲイン。さらにWTBアマナキ、HOマウ、NO.8ブロードハーストと強いランナーがボールを前に運んでいく。

SOロビンソンからのパスを、アングルを変えて走り込んだPR眞壁が受けてゲイン。トライラインに迫ると、SH中村正が大外のWTB長谷川へ長いパス。長谷川はトライラインを越え、右サイドから中央へ回り込み、この日2つめのダメ押しトライを決める。CVも決まり29−3。(後半39分)

このままホーンが響き渡り、リコーは歓喜の時を迎える。試合を通して安定したディフェンスで相手のアタックを封じ、チャンスでは確実にスコアしての快勝。マンオブザマッチには2試合続けてLO/NO.8ブロードハーストが選出された。

この勝利でリコーは勝ち点を19に伸ばした。翌日のゲームでホワイトカンファレンス2位のヤマハ発動機ジュビロが神戸製鋼コベルコスティーラーズに敗れたため、リコーは順位は3位のままながら2位のヤマハ発動機との勝ち点差は6から1に縮まった。

次節は10月7日(土)、14時から岩手県・いわぎんスタジアムで行われるトヨタ自動車ヴェルブリッツ戦。レッド、ホワイトそれぞれのカンファレンスの3位対決に挑む。

「今季のベストゲーム。でもまだまだ強くなる」(神鳥GM兼監督)

神鳥裕之GM兼監督

まず、今シーズン最後のナイトゲームというところで、たくさんのファンの方においでいただいたことに感謝申し上げます。今日のゲームに関して言えばディフェンスの勝利だと思います。我々が強みにしているディフェンスの部分を選手たちが実行してくれて、今季の中ではベストゲームだと思います。まだまだこのチーム強くなると信じていますので、このゲームの内容に満足せずに、次のトヨタ戦に向けてしっかり準備して戦っていきたいと思います。今日はありがとうございました。

(タマティ エリソン選手を13番に起用したがその意図は)このアイデアはシーズン当初ぐらいからあったのですが、ひとつはWTBのアマナキ ロトアヘアに早くボールを回す上で有効だったということと、彼が一番得意としているポジションが13番ですので、どこかのタイミングでチャレンジしてみたいなと。それがこの試合だったと。

(うまくいっていたのではないか)今日はよく機能したんじゃないかと思います。彼自身も前向きに楽しんでプレーしていましたしね。

(上位のチームに2敗してしまった中での対戦。重要な試合だったと思うが、その試合を通じた成長を感じた)

今回のカンファレンス制だと、ひとつでも星を落とすと厳しくなってくるのは我々も十分わかっていますので、トップチームとはいえ、負けるわけにはいかないという気構えで試合に臨みました。結果的にサントリーとヤマハ発動機で2つ落としている状況の中で、我々としては残りの試合はひとつも落とせないと考えて戦っています。トップ4を目標に掲げているので。成長という意味ではセットプレー、ここが今日のNEC戦でもいくつか反則を獲ることができましたし、ディフェンスもですね。チームとして困った時に立ち戻れるところが少しずつですが見えてきたというのが成長を感じていただけている要因かなと。ただ、まだまだ足りないものがあるとサントリー、ヤマハ発動機との試合を経て感じましたし、全然満足はしていないです。【以上共同記者会見にて】

(入りの部分は多少噛み合わないところもあったが、相手のプレッシャーなどを考えると十分の出来か)入りの部分をしっかり戦うことは、ここ数戦勝ったゲームも含めて課題のひとつではあったので、このゲームのフォーカスのひとつとしてメッセージを出していました。ですが、NECさんはいいチームで、ビデオを見ても昨シーズンから確実にチーム力を上げきていると感じていましたので、テンションの高い時間帯は簡単にスコアは動かないだろうと思っていました。その中で良いディフェンスを見せ、相手に得点させなかったということは前向きにとらえていきたいですね。

(よく我慢したと)うまく敵陣に入る方法はこれからの課題。キックの精度、切るべきところはタッチキックで切ってしまうという部分は選手の能力というよりは、コーチ陣のプランニングだったり、指示だったりの課題。こういったところをしっかりレビューして実行力を高めていきたいと思います。

(自陣から、タッチに出すのではなくてスペースを狙ったキックも何度かあった。あれはプランか)いえ、自陣で戦っているときはキックアウトが基本。まだ浸透させられていないということですね。プランとしてはできるだけ自陣でラグビーはしない。22mラインの内側に入っているときはキックアウトで……というもの。10mから22mの間でもできる限り相手陣に入るコンテスト可能なキックを蹴るというプランでした。

(相手も時間をかけいいアタックを見せていた。その上でノートライに抑えられたことには価値があるのでは)自分も上から観ていて守っている時間が長いなという印象は受けていました。前半の最初、後半の最初などですね。自分たちが有利に戦いたい時間にディフェンスに回る時間が多かった。そこでしっかりしたパフォーマンスを出せたというのは成長を感じる点。我慢して、我慢して、特に後半はその後にチャンスが回ってくるという理想的な展開になりましたからね。

(前節課題に挙がった敵陣でのボールキープにはかなりこだわりを感じた)敵陣ではボールキープ。こういうメッセージをクリアに出していました。ただ、NECさんのディフェンスブレイクダウン、コンタクトエリアでのプレッシャーはかなりきつかったので、フェイズが重ねられなくて、また返されるという場面はありましたね。まだまだレベルを上げないといけない点ですよね。(プレッシャーがきつくボールを奪われる場面もあったから、蹴ってもよかった、という結論にはならない)そうですね。我慢強くフェイズを重ねて、トライを獲りきるというところまでを追求していきたいと個人的には思っています。とはいえグラウンドに立っている選手が空いている裏のスペースを狙う判断を全て認めないということではもちろんありませんが。

(ディシプリン、スクラム、ラインアウトなどは終始安定感があった)今日のゲームにおいてはラインアウトもかなり安定していました。相手ボールのスチールにも成功していましたしね。ディフェンスとセットプレーがよくなってきたというのが安心して戦えた理由のひとつなのは確かです。

(ピンチになってもそこが拠り所になっていた)キックを返して、うまくカウンターされて自陣に釘付けになった場面もありましたが、相手にミスが出ればスクラムをしっかり組んでそこでペナルティをもらってエリアを挽回したり、という形ですよね。相手ボールのラインアウトのスチールでもピンチを脱していました。自分たちの強みの部分で、パフォーマンスを発揮できたのは大きかったですね。

(ボーナスポイントも獲得した。10−0からトライを返されていたら厳しかった。後半の頭を我慢できたのはそういう意味でも重要だった)今日の試合で5ポイント獲れたのは大きかったですね。NECさんに対してはかなり警戒していて、接戦は避けられないと思っていたので。NECが攻めてきた後半の10分くらいを失点せずに済んで、さらには自分たちのゲームフィットネスや控えているインパクトプレーヤーの頑張りもあったおかげで、自分たちの時間が回ってきたときにはかなり勝敗が見えている状況をつくれたかなと思います。

(次節はトヨタ自動車戦。次も大事な試合となる)今年のトップリーグの中でも注目されているチームのひとつですので、そこにチャレンジするという立場です。昨シーズンの順位とか、そういうものは関係なしに。直接対決は負けていますから。自分たちのやるべきことをしっかり準備してチャレンジするだけです。

SH山本昌太ゲームキャプテン

金曜ナイターということで、たくさんのファンの方々、グループ会社の関係者の皆様に来ていただいて、本当にいい雰囲気の中でゲームすることができました。試合に関しましては監督が言った通り、ディフェンスのところで相手をノートライに抑えられたところは我々の自信にもなりましたし、まだまだ課題はありますが、必ず次のゲームにつなげて同じカンファレンスの上位チームに食らいついていきたいと思います。

【以上共同記者会見にて】

PR柴田和宏

(スクラムは誰が出ていても安定感が保たれている)練習から良いスクラムが組めているのでチームの自信になってきていると思いますね。(今日も入った直後にスクラムでしっかり押してみせた)あれはFW8人の意識の差が出たものだと思う。チームで掲げているのは「8人で、『真っ直ぐ』『低く』を貫こう」ということ。あとは「2番と3番で右をしっかり張ったまま前に出る」ということも意識しています。内を向かないように。

スクラムにかけている時間も長くなりました。練習が長いというよりは、ミーティングなどで話をする時間が長いんですよね。スクラムの後の動きも大事ですけど、そのことばかり考えずにまず目の前にスクラムに集中しよう、16本の足をしっかり地面につけて——そんなことも意識しています。試合中に修正できるようになってきているのもいい傾向だと思う。

CTB濱野大輔

(ボールキープへの意識を強く感じた)エリアごとのやるべきことが決まっていましたし、敵陣に入ったらボールキープして、自分たちの強みであるダイレクトプレーを意識して。前半はキックの部分でエリアが獲れない場面が多かった。自分たちのミスで相手にプレッシャーかけられたところもありましたが、ただアタックチャンスを見落とさず、しっかりスコアして10点が獲れた。

前半少し焦り過ぎたので、ハーフタイムには少し落ち着こうと話しました。冷静にエリアを獲って、相手陣内に入ったらしっかりパワープレイを使ってボールを動かしていきました。それがしっかりスコアにつながったと思います。僕自身としては前半もっとスコアしていればもっと楽に戦えたようには思いもあります。ただディフェンスの部分はみんながラインスピード上げて自分たちの強みを出せたことで、ノートライを達成できたんだと思う。この部分はさらに高いレベルに挑戦していきたいと思います。

CTBタマティ エリソン

入りは時間かかりましたが、ハードワークはできていた。キックの実行力が少しずれていたかな。最初の部分では。キックアウトすべきところでできなかったり、少し長すぎたり。それで相手にアタックするチャンスを与えてしまって、FWに頑張らせすぎてしまった。FWはセットピースからスタートして、2プレーして、キックはこういうエリアにいくものだと思っていたはず。そうじゃないことがあって、そうするとまた走ってさらに仕事をしないといけない。そういう場面をつくってしまいエネルギーを使わせてしまった。さらに強いチームとやるときにはもっとうまくやらなければいけないと思います。

(13番は久々だった。好きなポジションとのことだが)どこであってもプレーできればうれしいですけどね。長いことやっていなかったので、また機会があればもっともっといいパフォーマンスが見せられると思います。

(後半は我慢の展開が続いたが、終盤トライが続けて獲れた。何かが変わったのか)リコーはいいチームなので、最初の部分で自分たちがすべき仕事をやれれば、最後までエネルギーを保てる。ポイントはとれていなくても、徐々に効いてくるもの。たださっきも話したように、今日はうまくできなかったところもあるので。さらにレベルアップしていきたい。

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